イオンパックの使用方法と注意事項
イオンパックの使用方法

イオンパックを格納する水中フィルターにGEXイーロカPF-701を使ってご説明いたします。
WPWでは、安価で濾過槽容積が大きくポンプ能力が高いGEXイーロカ PF-700を推奨していますが、 『濾過槽→インペラ→排水』の順に通水する構造で400ml程度の濾過槽容積があれば他社の水中フィルターでもご利用頂けます。 なお、エーハイム2006/2006/2010など『インペラ→濾過槽→排水』の順に通水する機種はモーターへの負荷が高すぎるためご利用頂けません。
※GEXイーロカ PF-700はPF-701に変更されましたが本体は同じなので従来どおりご利用頂けます。

イオンパックを水洗いする必要はありません。
イオンパックは乾燥防止のため純水を吹き付けて密封していますので湿っていたり水滴が付着している場合がありますが品質に問題はありません。

パッケージを開封したら、濾過槽ロック用のツメ等で袋を破らないように注意しながら濾過槽にイオンパックをセットします。 軽く振ったり、濾過槽の下からトントンと叩いて隙間や偏りができないようにして下さい。

イオンパックの袋はアソビがあります。 濾過槽にセットしたら袋のアソビ部分を濾材固定板などで押さえて、袋がインペラーに吸い込まれないようにしてください。 袋に傷や破れが発生すると中身のイオン交換樹脂が漏れたり、破れた袋がインペラーに絡み付いて破損の原因となりますのでご注意ください。

このようにキッチリとセットできれば準備完了です。

濾過槽が大きくイオンパック格納後でもスカスカになってしまう場合は、 ウールやリング濾材などを詰めてイオンパックが動かないように固定してください。

水道水に含まれる塩素はイオン交換樹脂の劣化を早め寿命を縮めますので、 ホームセンターで販売している家庭用の浄水器やマーフィード スタンダードなど、 塩素処理用の浄水器を通すのが簡単で確実です。 浄水器が無い場合は精製用のタンクに水を貯めて36時間くらいエアレーションして塩素を抜いて下さい。

4in1などの添加剤や中和剤、水質を変化させる浄水器は使用しないでください(逆効果になります)。
≫ 精製前の塩素除去に4in1などを使っても良いでしょうか?



浄水器を使用した場合でも30分〜1時間ほどエアレーションを行うと水道水中のCO2が減少するため、若干ですがイオン交換樹脂の寿命を延ばせます。 僅かな差ですが『チリツモ』なので時間に余裕があれば試してみてください。

準備が完了したら水中フィルターのスイッチON! 原水の水質、水量、イオンパックの劣化状態、水中フィルターのポンプ能力によっても異なりますが、 新品イオンパック+GEXイーロカPF-700使用時でTDS=10ppm以下までの精製時間は水量×0.5分+30分(水量60Lで60分)が目安です。

お客様のブログ・ホームページでも詳細なデータをご紹介頂いております。
squeeze 『〜「求める水」の作り方〜(2006.10.21)』で紹介されました。
aqua cafe 『イオン交換樹脂(2007.6.1)』で紹介されました。
暴走アクアリウム 『コケ対策(さらなる兵器導入)(2007.10.21)』で紹介されました。

イオンパックを上手にご利用頂くために・・・

■精製能力が落ちてきたら攪拌して再セットしてください。
イオン交換はイオン交換樹脂と水が接触することで行われます。 したがって、水が通りやすい場所のあるイオン交換樹脂ほど劣化が早く進みます。 精製能力が落ちてきた(時間がかかる・測定値が変化しない)と感じたらイオンパックを取り出し、 イオン交換樹脂が攪拌されるように『ユサユサ・マゼマゼ』して再セットしてください。 再セットしても精製能力が回復しなくなった時はイオンパックの寿命ですので新しいイオンパックに交換してください。

■精製後は速やかにフィルターを停止してください。
精製後もフィルターを廻し続けても『害』はありませんが、 大気中のCO2が溶け込むことで発生するイオンをイオン交換し続けてしまいイオン交換樹脂の寿命を無駄に縮めてしまいます。 もったいないので精製が終わったら速やかにフィルターを停止するようにしてください。 精製の水をすぐ使用しない場合はエアーレーションで水を動かしておくようにしてください。 なお、イオンパックが入ったフィルターは精製後の水に入れたままにしておいて大丈夫ですが、 取り出す場合はイオンパックが乾燥しないよう大型のジップロック袋などで保管してください。

■純水を効果的に使用するため水質測定用品をご用意ください。
純水を使って換水を行うと『pH・硬度(GH/KH)・TDSは確実に低下』します。 特にKHが低下した飼育水はpH変動が大きくなりますのでCO2添加等でのpHダウンが大きくなります。 『純水を使うことが良い』のではなく『純水を使って適正な水質を保つこと』が美しい水草水槽の秘訣です。 適正な水質を保つためには水質測定用品が欠かせませんので最低限pH/KH/GHの測定用品をご用意ください。 TDSメーターは必須ではありませんが精製状況のモニターや水質管理などに大活躍する大変お勧めのグッズです。
≫ TDSメーターの選び方はこちら
≫ デジタルTDSメーターも大特価でご用意しております
≫ TDSは低下したのですがpHが上昇してしまいます

イオンパック使用上の注意事項

■イオンパックは『飼育水が直接触れる場所』ではご利用頂けません。
イオンパックを飼育水槽の濾過装置にセットしたり、イオンパックをセットしたフィルターを飼育水槽に入れるなど飼育水が直接触れる場所で使用しないでください。 飼育水に直接使用すると急激な水質変化を引き起こし生体・水草・濾過バクテリアに重大な影響を与えます。 バケツやカラ水槽で水道水を精製して換水などにご利用してください。 なお、ADAソフナイザー等の器具を使用して『イオン交換樹脂に触れる飼育水の量を調整できる場合』は直接ご利用頂けます。 詳しくはADAソフナイザーに入れて使えますか?をご覧ください。

■イオンパックは丁寧に扱ってください。
イオンパックが採用している不織布袋は通水性と柔軟性を確保しつつ強度に優れた素材を使用しています。 しかし、突起物に引っ掛けたり端のシール部分を引っ張ったりすると、袋やシール部分が破れてしまうことがあります。 お取り扱い時はイオンパック全体を持ち、シール部分に負担がかからないようにお取り扱いください。

■直射日光・紫外線・高温・乾燥を避けて保管してください。
イオン交換樹脂は直射日光(紫外線)を照射すると樹脂構造が変化しイオン交換能力を失います。 また、60℃以上の高温や完全に乾燥させてしまった場合も大幅にイオン交換能力が劣化します。 ご利用になる時までパッケージは開封せずに冷暗所で保管してください。

■自己責任でご利用ください。
いかなる場合も『イオンパックのご利用に伴う損害』の補償は致しかねますので、 お客様の自己責任においてご利用頂きますようお願い致します。