CO2レギュレーター関連のよくある質問 - FAQ
CO2レギュレーターの一般的なFAQ


CO2レギュレーターRGシリーズ/MR600シリーズのFAQ(使用方法)


CO2レギュレーターRGシリーズ/MR600シリーズのFAQ(動作トラブル)




CO2レギュレーターの一般的なFAQ

FAQ-R001:小型ボンベにシールテープやワセリンの使用は有効ですか?
A:有害・逆効果なので使用しないでください。
小型ボンベはボンベ頭頂部とパッキンを密着させて気密する構造です。シールテープを巻くとネジ込み抵抗が増えたりシールかすがネジ山に詰まる・パッキンに付着するなどガス漏れ(微量漏れ)の原因となります。 ワセリンは潤滑油ですからネジ部に使用すれば緩みやすくなるのでガス漏れを促進するだけです。

FAQ-R002:大型ボンベは口金にシールテープを巻いたほうが良いですか?
A:有害・逆効果なのでシールテープは巻かないでください。
大型ボンベはボンベ口金とレギュレーター(アダプター)の間に挟まれたパッキンが、ナットを締めることで密着して気密する構造です。 シールテープはテーパーネジ(パッキンを使わずネジ山の隙間をテープで埋めて気密する構造)に使用するものです。 シールテープをネジ山にしっかり巻くほどナットの締め付け抵抗になり、パッキンの密着度が低下してガス漏れ原因となります。

FAQ-R003:ボンベ取り付け時に傾けても大丈夫な許容範囲は?
A:傾斜角30度(時計盤で1時・11時の角度)を許容限度とお考えください。
ボンベ取り付け時にボンベを横倒しにするような持ち方をすると、ボンベが開栓された瞬間にレギュレーター内に液化ガスが侵入することがあります。 液化ガスがレギュレーター内に入るとレギュレーター内部のシール部が破損してガス漏れする原因となります。 ボンベ取り付け時は可能な限り垂直を維持するように意識して意識してください。 なお、過充填されたS型ボンベは通常よりも液面が高いため、許容範囲はより少なくなりますのでご注意ください。


CO2レギュレーターRGシリーズ/MR-600シリーズのFAQ(使用方法)

FAQ-R101:MR-601/MR-602でソーダミニボンベを使用できますか?
A:MR-603相当へのアップグレードをすれば使用可能です。
S型アタッチメントを装着しただけでは使用できません(ボンベは取り付け出来ても開栓できません)。

FAQ-R102:ボンベを装着した状態で横に寝かせて保管できますか?
A:ボンベを装着した状態で横に倒してはいけません。
レギュレーターの圧力調整ダイヤルはボンベの元栓(ミドボンのコックに相当するもの)ではありません。 小型ボンベやS型ボンベはレギュレーターに取り付けた状態では常に開栓された状態です。 この状態で横倒しにするとレギュレーター内に液化ガスが入り故障の原因となります。 状況によっては安全弁が作動するなど再起不能になることもありますので絶対におやめください。

FAQ-R103:RG-03/MR-603を炭酸水作りに利用できますか?
A:機能的には可能です。
大量にCO2を噴射するなどレギュレーターやボンベが凍結・結露するような使い方は生ガス侵入や内部腐食による故障原因となります(凍結・結露に起因する故障は保証対象外です)。 特に小型ボンベ・S型ボンベなど容積の小さいボンベで炭酸水を作ると短時間で凍結・結露しますのでお勧めできません。 ミドボンで凍結・結露に注意(連続使用を避ける)すれば特に問題はありません。

FAQ-R104:ソーダミニ・ソーダストリームのボンベ残量を確認できますか?
A:ボンベの重量を計測すれば確認できます。
現在のボンベ重量を計測して空ボンベ重量の差を求めれば残量を確認できます。
≫ 各ブランドの空ボンベ重量はこちら

ボンベが空か?を簡単に確認するには、ボンベ頭頂部のポッチ部分を指で押してガスが出なければ空ボンベです。 充分に残量がある場合は指では押せませんが、ドライバーなどで相当な力でグっと押し込むとプシュ!っと勢いよくガスが出ます(勢いが強いほど残量が多い)。

FAQ-R105:MR-602でソーダストリーム(新パッケージ)を使用できますか?
A:MR-603相当へのアップグレードをすれば使用可能です。
ソーダストリーム(新パッケージ)はバルブ仕様が微妙に異なるため正式対応していません。 偶然で問題なく使用できる場合もありますが、動作が不安定(ゲージが上がらない・圧力が安定しないなど)になる場合もございます。
≫ 各製品で使用可能なS型ボンベ対応表はこちら

FAQ-R106:RGシリーズのレギュレータ―で使用できるS型ボンベの種類は?
A:各製品で使用可能なS型ボンベ対応表をご確認ください。
推奨するS型ボンベはソーダストリーム・ソーダミニ・ドリンクメイトマグナムです。 ドリンクメイトも使用できますが生ガス侵入がおきやすいため推奨しておりません(残量80%程度に減った状態だと液面が下がるため生ガス侵入がおきにくくなります)。

FAQ-R107:ガスガンの外部ソース用レギュレーターとして利用できますか?
A:レギュレーター内に生ガスが入らなければ使用できます。
ボンベを垂直に立てて倒れないように固定すること、連続使用によりボンベやレギュレーターが結露・凍結しないこと、 使用中にボンベを傾けたり、強い振動や衝撃を与えないようにしてください。 フィールドでの使用、ボンベ装着状態で携帯して使用されますと、生ガス侵入による内部シール破損によるガス漏れなどの故障、安全弁作動の原因となります(保証対象外です)。

FAQ-R108:複数分岐時に本体スピコンの調整はどうすれば良いか?
A:停止位置から3/4〜1回転ほど開いてください。
RGシリーズに装備している微調整バルブ(スピコン)は複数分岐時の微調整には使用できません。 分岐した各系統の微調整は分岐後の各系統に設置したスピコンで行います。 このとき、本体の微調整バルブを絞っているとCO2添加量が安定しなくなるため、停止位置から3/4〜1回転(分岐数や添加量が多い場合は増やす)ほど開いて充分な流量を確保してください。

FAQ-R109:ミドボンに取り付ける際に圧力計を上に向けられますか?
A:取り付けに多少のコツが必要ですが任意の向きにできます。
RGシリーズ付属品のアダプターをレギュレーターに取り付けるときに強く締めすぎると、 レギュレーターをミドボンに取り付けるときにレギュレーターの向きを調整できず圧力計が変な方向に向いてしまいます。 上手に取り付けるコツは、アダプターの袋ナットが手でギリギリ回るくらいにしておき、 ミドボンにレギュレーターを取り付ける際に真上より少し手前(時計の10時くらい)で袋ナットをレンチでしっかり締めたあと、 レギュレーター本体を時計方向に回して圧力計が上に向いたところで「キュっと締まった感」があればOKです。
≫ 大型ボンベアダプターNewProを使用すると向き合わせが簡単です。

FAQ-R110:パッキンはどのくらいの頻度で交換すれば良いか?
A:手締めは3〜5年、ミドボンはボンベ交換2回に1回程度を推奨します。
パッキンの材質としてはゴム系5年・樹脂系10年超の耐久性があります。 しかし、ガス漏れの観点では材質的劣化よりも物理的ダメージ(取付跡の凹みや変形)による影響が大きく、 ボンベ取付跡のついたパッキンを再使用することでボンベとの密着性が失われガス漏れ原因となります。


CO2レギュレーターRGシリーズ/MR-600シリーズのFAQ(動作トラブル)

FAQ-R201:S型ボンベを装着したがCO2が出ない・ゲージが上がらない
A:S型ボンベの取り付けが不完全と考えられます。
ボンベの残量を確認後、S型ボンベ対応レギュレーターの注意事項をご確認ください。
≫ S型ボンベの残量確認方法はこちら
≫ S型ボンベ対応レギュレーターの注意事項はこちら

FAQ-R202:S型ボンベでCO2添加して暫くするとCO2が出なくなる
A:S型ボンベの取付不良と考えられます。
ボンベ残量に問題が無ければ、S型ボンベの取り付けが不完全(締め込み不足・緩み)な時に生じる現象です。 圧力調整ダイヤルをOFFにして、あと1/4回転くらいボンベを増し締めしてください。 何度も起きる場合はS型ボンベ対応レギュレーターの注意事項をご確認ください。
≫ S型ボンベの残量確認方法はこちら
≫ S型ボンベ対応レギュレーターの注意事項はこちら

FAQ-R203:小型ボンベ・S型ボンベの装着時にガスが漏れる
A:ボンベをしっかり取り付けてガス漏れが止まれば正常です。
ボンベが開栓した瞬間はパッキンが効いていない(ボンベが緩んでいる状態)のためレギュレーター背面のガス抜き穴から漏れます(仕様です)が、 手早くボンベを締め込みボンベ頭頂部とパッキンが密着すればガス漏れは止まります。 しっかりとボンベを締め込んでもガス漏れが止まらない場合はパッキンの損傷・脱落が考えられますのでパッキンを点検・交換してください。 S型ボンベの場合、使用パッキンを変更するとボンベ取り付け時のガス吹きを軽減できます。詳しくはS型ボンベ対応レギュレーターの注意事項をご確認ください。
≫ S型ボンベ対応レギュレーターの注意事項はこちら
≫ MR-600/RGシリーズのパッキン適合表・アタッチメント/パッキン交換方法はこちら

FAQ-R204:RG-05/MR-651の電磁弁から異音がする
A:電磁弁の固定ネジが緩んでいないか確認してください。
通電時の動作音(ジジ・ブ〜)は数秒で止まれば正常動作の範囲、耳を近づけると聞こえる程度の小さな動作音は仕様です。 ジーという感じの大きな動作音が止まらない場合、電磁弁の固定ネジを少し緩めてコイル部を左右に廻して何度か通電しなおしてください。 それでも解消しない場合は故障の可能性もございます。症状を確認して対処方法をご案内しますのでお問い合わせください。

FAQ-R205:S型ボンベの取り付けが固すぎるが異常ではないか?
A:パッキンをPK-07に変更してください。
詳しくはS型ボンベ対応レギュレーターの注意事項をご確認ください。
≫ S型ボンベ対応レギュレーターの注意事項はこちら

FAQ-R206:RGシリーズをミドボンに取り付けたところガス漏れ音がする
A:ガス漏れ位置を確認してください。
レギュレーター裏面のガス抜き穴から「シュ〜」音がする場合、多くの原因は大型ボンベアダプターの取付不良が原因です。 ミドボンから取り外しパッキンの異常(パッキンが変形している場合は要交換)やアタッチメントの緩みが無いことを確認して、六角レンチで大型ボンベアダプターをしっかりと取り付けてください。 大型ボンベアダプターがしっかり取り付けられた状態は、六角ナットの上面とレギュレーターのアタッチメント面が微妙に接触して回すと擦れるくらいです。 上手くいかない場合は、ミドボンに六角ナットを完全に固定したあとレギュレーター本体を少し時計方向に回して増し締めしてください。
≫ MR-600/RGシリーズのパッキン適合表・アタッチメント/パッキン交換方法はこちら

FAQ-R207:圧力ゲージの針が戻らない
A:修理が必要です。
生ガス侵入や異物詰まりなど何らかの原因でレギュレーター内に異常高圧が生じた場合、設定圧力以上に圧力が上昇するため圧力ゲージがレッドゾーンを振り切ることがあります。 その結果、圧力ゲージの針は0位置に戻らなくなるため、画像のような症状となります。 上部の圧力ダイヤルをOFFの位置に戻し(電磁弁付き機種は電源オンにして)CO2出口からCO2が出ない状態で、圧力ゲージの針が戻らない場合は修理が必要となりますのでお問い合わせください。


FAQ-R208:圧力ダイヤルを回していないのに圧力ゲージの針が徐々に上昇する
A:修理が必要です。
生ガス侵入や異物詰まりなどにより減圧弁に異常をが生じると、ボンベ側からの流入ガスを遮断できない(圧力漏れ)ためダイヤル設定した圧力を超えても圧力ゲージの針が上昇し続けることがあります。 症状が酷い場合は上部の圧力ダイヤルをOFFの位置に戻しても圧力ゲージの針が上昇します。 このとき、レギュレーターからCO2を放出すればダイヤル設定した圧力まで下がりますが、CO2を停止(電磁弁をオフ)すると再び圧力ゲージの針が上昇します。 そのまま放置すると安全弁が作動したり圧力ゲージを破損するなど故障が拡大しますので、ただちに使用を中止してボンベを取り外してください(小型ボンベは中身を全て放出してから取り外します)。 本現象は修理が必要となりますのでお問い合わせください。


FAQ-R209:電磁弁オフ後に圧力ゲージが変動する
A:1〜2目盛り程度の変動は正常動作です。
電磁弁オフ後は圧力ゲージが多少変動することがありますが、圧力ゲージの針が一定の位置で安定すれば正常動作です。
≫ FAQ-R208:圧力ダイヤルを回していないのに圧力ゲージの針が徐々に上昇する