CO2レギュレーターMR-651の使用方法
目次

 1.各部の説明
 2.小型ボンベの取り付け
 3.小型ボンベの取り外し
 4.使用可能なS型ボンベ
 5.S型ボンベの取り付け
 6.S型ボンベの取り外し
 7.チューブの取り付け・取り外し
 8.圧力調整のしかた
 9.電磁弁について
 ≫ 大型ボンベアダプターNewProの使用方法(大型ボンベに取り付ける場合)
 ≫ MR-600シリーズのパッキン適合表
 ≫ アタッチメント着脱とパッキン交換方法
 ≫ CO2レギュレーター関連のよくある質問 - FAQ

1.各部の説明



2.小型ボンベの取り付け

レギュレーター内部に液化炭酸ガス(生ガス)が入るとガス漏れ・故障の原因となります。 ボンベの取り付け時には、ボンベを傾けない(可能な限り垂直を維持)するように注意してください。 ボンベの取り付け後は転倒させないようボンベスタンド・ボンベホルダー等で転倒防止対策をしてください。
※生ガスが入ったことに起因するガス漏れ・故障は保証対象外(購入直後でも有償修理)となります。
1)ボンベ着脱作業時は必ず滑り止め付きの軍手を装着します。
2)電源コードを抜き取り、接続しているチューブ類を取り外します。
3)ダイヤル目盛りOFFの位置をゲージカバーの▲マークに合わせます。
4)標準アタッチメントを装着し、パッキン・開封針・ネジ山に異常やゴミ等の付着がないか確認します。
5)圧力ゲージを手のひら側に持ち、ボンベを立てて軽く止まるまでボンベをゆっくりねじ込みます。
※電磁弁部分を「テコ」にしてボンベを締め込まないでください(電磁弁の故障・異音の原因になります)。
6)さらにボンベを締め込むと開封された瞬間にガス抜き穴Cからプシューと吹くのでしっかり増し締めします。
※開封時にためらうと盛大にガス漏れするので一気に最後まで締め込むのがコツです。
※工具を使って締めるとパッキンを破損して逆効果です(滑り止め軍手で手締めすれば大丈夫です)。
7)ボンベスタンドを使用して常にボンベを立てた状態でご利用ください。


3.小型ボンベの取り外し

1)ボンベ着脱作業時は必ず滑り止め付きの軍手を装着します。
2)ダイヤルをHIまで廻してもゲージが0のまま動かないことを確認します。
3)電源コードを抜き取り、接続しているチューブ類を取り外します。
4)ボンベを逆時計方向へ廻して取り外します。

<注意事項>
小型ボンベは一度取り付けたらガスが無くなるまでボンベを外すことはできません。 取り付けたボンベは必ず最後まで使いきってから取り外してください。 ボンベにガスが残っている状態でボンベを取り外すと、ボンベが抜けた瞬間にガス圧でボンベが飛び出します。 飛び出したボンベが人に当った場合は重大事故となります。ガスが残っている状態では絶対に取り外さないでください。


4.使用可能なS型ボンベ

MR-651にS型アタッチメントを装着するとソーダストリーム用ボンベ(新型・旧型)、ソーダミニ用ボンベが使用できます。
≫ 使用可能なボンベとパッキンの適合表はこちら


5.S型ボンベの取り付け

レギュレーター内部に液化炭酸ガス(生ガス)が入るとガス漏れ・故障の原因となります。 ボンベの取り付け時には、ボンベを傾けない(可能な限り垂直を維持)するように注意してください。 ボンベの取り付け後は転倒させないようボンベスタンド・ボンベホルダー等で転倒防止対策をしてください。
※過充填ボンベやリフィル直後のボンベは使用しないでください(リフィル後は1日常温安置してください)。
※生ガスが入ったことに起因するガス漏れ・故障は保証対象外(購入直後でも有償修理)となります。
1)ボンベ着脱作業時は必ず滑り止め付きの軍手を装着します。
※手が滑ってボンベを倒して故障するケースが多いため滑り止め軍手は必ず装着して下さい。
※ソーダストリーム用ボンベ、ソーダミニ用ボンベともに取り付け方法は同じです。
※ボンベは常温で安定させたものをご使用ください(高温・低温のボンベ不可)。

2)電源コードを抜き、接続しているチューブ類を取り外します。
3)ダイヤル目盛りOFFの位置をゲージカバーの▲マークに合わせます。
4)S型アタッチメントを装着し、パッキン・開封針・ネジ山に異常やゴミ等の付着がないか確認します。
※S型専用パッキン装着時はボンベとアタッチメント部に隙間が出来る場合がありますが異状ではありません。
5)圧力ゲージを手のひら側に持ち、ボンベを上向きにしてククっと抵抗を感じるまでボンベをねじ込みます。

6)そこから半回転ほどグッと力を込めてしっかりとボンベを締め込みます。
背面のガス抜き穴からガスが漏れた場合は、ガス漏れが止まるまでしっかり締め込んでください。
※電磁弁を「テコ」にしてボンベを締め込まないでください(電磁弁の故障原因になります)。
≫ 良くある動作トラブルと対処方法はこちら

7)ダイヤルをLOの方向へゆっくりと廻して圧力ゲージの針が上昇すれば正常です。
≫ 良くある動作トラブルと対処方法はこちら

8)ボンベは立ててご利用ください(S型ボンベホルダー等で固定し転倒防止してください)。
※ボンベ装着状態でレギュレーターを倒すと生ガスが内部に入り故障の原因となります(保証対象外です)。


6.S型ボンベの取り外し

1)ボンベ着脱作業時は必ず滑り止め付きの軍手を装着します。
2)電源コードを抜き取り、接続しているチューブ類を取り外します。
3)ダイヤル目盛りOFFの位置をゲージカバーの▲マークに合わせます。
※S型ボンベはガスが残っていてもボンベを取り外しできます(必ずダイヤルをOFFにしてください)。
4)取り付け時と同様にボンベを持ち逆時計方向へ廻して取り外します。
※緩めた瞬間にガス抜き穴Cから「プシュッ」っとガスが吹きますが異状ではありません(残圧放出)。
※パッキンとボンベが固着していると、ボンベとアタッチメントが一緒に廻ってしまう場合がありますが、 気にせずにボンベを取り外してから、モンキーレンチでアタッチメントを廻して取り外してください。


7.チューブの取り付け・取り外し

チューブ口(ワンタッチ継手)は耐圧チューブ(ジョイントスティック含む)専用です。 綺麗にカットした耐圧チューブを真っ直ぐにグッと押し込みます。 チューブ押し込み不足や斜め挿し、傷んだ耐圧チューブを使うなどガス漏れ原因となります。 取り外しはプッシュリングを均等に押し込みながらチューブを引き抜きます。 抜けにくい時は力任せにやらず一旦チューブを奥まで押し込んでみてください。 無理に引き抜くと内部の爪を破損して使用不能となるのでご注意ください。
≫ 耐圧チューブとワンタッチ継手の扱い方 〔AquaTips〕
≫ CO2システムのセッティング方法はこちら


8.圧力調整のしかた

1)電磁弁OFF、接続したスピコンは閉じてCO2が出ない状態にします。

2)圧力調整ダイヤルをゆっくりと廻してゲージの針を0.2前後(通常は0.15-0.2Mpaが適切です)にセットします。
圧力調整は『圧力を上げる方向』で調整します。 現在の圧力が設定したい圧力より高い場合は、電磁弁やスピコンを開いて配管内のCO2を放出して圧力を下げてから、再び上げる方向で調整してください。
<圧力を上げる>
圧力調整ダイヤルをHI方向(時計方向)へ廻すと圧力が上昇します。
<圧力を下げる>
ダイヤルをOFF方向へ廻すと圧力が低下します。 レギュレーター内部や配管内の残圧によってダイヤルを廻してもゲージが下がらない場合がありますので、 電磁弁をONにしてスピコンを開きCO2を放出しながらダイヤルを廻してください (ダイヤルを素早く廻すとガス抜き穴からガス漏れ音がする場合がありますが異常ではありません)。


3)電磁弁をONにして、スピコンをゆっくり開き、カウンター内にCO2の気泡が出るのを確認します。
※スピコンを開くと多少の変動がありますので圧力ゲージを確認しながら再調整してください。
4)電磁弁OFFやスピコンを閉じると、多少の変動がありますが異常ではありません(再びONにすると戻ります)。

<注意事項>
圧力ゲージが上昇した状態でスピコンを接続せずに電磁弁をONにするとCO2が噴出し危険で故障の原因にもなります。 必ずスピードコントローラーなどCO2の流量を調整できる機器を接続してご使用ください。


9.電磁弁について

本機の電磁弁は通電時開型(通電中に弁が開いてCO2が流れるタイプ)です。 電磁弁をタイマーに接続してタイマー電源をON/OFFすることでCO2のON/OFFを自動化できます。 なお、電磁弁の電源ON/OFFとカウンターや拡散器のCO2の流れにはタイムラグが生じますが正常な動作です。 圧力値やスピコンの添加量によりますが一般的な使用状態で電源ON/OFFから10-20分程度のタイムラグが生じます。
≫ 電磁弁の解説とかんたん動作チェック 〔AquaTips〕

<電磁弁の動作音について>
電磁弁は通電中に「ジー」というごく小さな動作音がすることがあります(仕様です)。 通常は動作音が気になることはありません(静かな部屋で耳を近づけて聞こえる程度)が、 コイル部の緩みや位置ズレにより気になるレベルのジー音がすることがあります。 特に初めて通電した場合や大型ボンベに取り付け(レギュレーターを寝かせた状態)て通電した場合に生じやすいです。 動作音が気になる場合は、電磁弁の固定ネジを少し緩めて、コイル部を左右に廻して何度か通電しなおしてください。 音が静かになったら固定ネジをしっかり締めれば完了です。

<注意事項>
本レギュレーターは手動でON/OFFすることを想定した設計ではありません。 動作チェックやメンテナンス時など一時的に行う程度であれば支障ありませんが、 通常の使用時には電磁弁はタイマーに接続して定期的にON/OFF(連続通電時間は12時間以内)してください。 コンセントの頻繁な電源コードの抜き差しはチャタリング(接点の接触時に瞬間的にON/OFFすること)による故障原因となります。