スピードコントローラーの使用方法
通気方向

スピードコントローラーには通気方向があります。 IN側にはCO2ボンベ側からのチューブ、OUT側はCO2カウンター・拡散器へのチューブを接続します。 誤って接続すると故障や動作不良の原因となりますので正しく接続してください。

低流量スピードコントローラーはIN側に耐圧チューブ用ワンタッチ継手、OUT側はエアーチューブ用ネジ継手なのでわかりやすいと思います。 分岐一体型、レギュレーターやカウンターと一体型の低流量スピードコントローラーは商品ページの使用例にならってください(下図の通気方向マークでも確認できます)。
標準スピードコントローラーなどIN側・OUT側ともに耐圧チューブ用ワンタッチ継手のタイプはわかりにくいですが、 本体側面に刻印されている通気方向マーク(全メーカー共通)を確認してIN側・OUT側を正しく接続してください。

チューブの接続方法

低流量スピードコントローラーのIN側は耐圧チューブ、OUT側はエアーチューブを取り付けます。
標準スピードコントローラーはIN側・OUT側ともに耐圧チューブを取り付けます。

耐圧チューブは綺麗にカットして真っ直ぐにグッと押し込んでください。 耐圧チューブを抜くときはプッシュリングを押し込みながら引き抜きます。 低流量スピードコントローラーのプッシュリングは押し込み量が少なく引き抜きにくいですが、 コツを掴めばスポっと抜けますので力任せに抜かないでください。 上手く抜けない時は、プッシュリングを両手の親指で均等に押し込んだ状態で誰かにチューブを引っ張ってもらう(一人の場合は口でチューブをくわえて引き抜く)とうまくいきます。 プッシュリングをしっかり押し込まずに力任せに引っ張っるとワンタッチ継手のロック機構が壊れて再使用できなくなりますのでご注意ください。
≫耐圧チューブとワンタッチ継手の扱い方 〔AquaTips〕



微調整方法

添加量の微調整は『固定ネジ』を緩めてから『調整ネジ』をゆっくりと廻します。 低流量スピードコントローラーは5秒に1/4回転、標準スピードコントローラーは5秒に1/12回転(時計の針で5秒ぶんの角度)が目安です。 調整後に固定ネジを締める際は調整ネジが一緒に動かないよう注意してください。
CO2添加量は調整ネジを廻してから実際にカウンターを通過する量が変化して安定するまでにはタイムラグがあります。 スピードコントローラーからCO2カウンターまでの距離が長くなるほど調整ネジを廻してからCO2カウンターが安定するまで時間がかかります。 CO2添加量の急激な増減=pH値の増減となりますので様子を見ながら少しずつ調整してください。


不調かな?思ったら・・・

スピードコントローラーの内部は非常に精密です。 取り付け時にホコリや微細なゴミが混入してニードル部に詰まると微調整できない等の不調を生じる場合があります。 そうした場合はOUT側チューブを外し調整ネジを最大まで緩めてから、レギュレーターを開いてCO2を一気に流し詰まりを吹き飛ばします。 シューと音がして2-3秒したら調整ネジをゆっくり廻して締めればシュー音が小さくなっていきます。 調整ネジが廻らなくなったらOUT側にカウンターへのチューブを接続しカウンターの泡が止まっていれば完了です。